白熱道場とは
職域や役割を超えて協働することが求められています。
それには、
病院・診療所・在宅・施設など様々な場所で
支援を実践している全てのヘルスケアに関わる人同士で
それぞれの役割や立場を理解しつつ繋がり、さらに革新的に発展させていく
それを理解し解釈することから始まります。
そして、多職種の人と対話し、連携して解決することが理想的です。
さらに問題を解決する時間は限られており、
その考え出した解決策を迅速に実践することが求められます。
わからない人はたくさんいますし、
実はわかっているつもりで理解できていない人もたくさんいます。
重要な対応の場面はいつ訪れるか分かりません。だからこそ、日々訓練が必要なのです。
ワークショップを通じて、医療や介護の現場における課題に対して、何を問題として捉えるのかからはじまり、その解決策をゼロから創み出すプロセスを体感し、現場で思考し行動できるスキルの習得を目指します。リアルな課題を多職種と共に考え抜くことで、自己や他者を理解することのみならず 多くの「気づき」を得ることや、モノゴトを多視点から俯瞰して捉えることができるようになり、 実践的な問題解決力や対応力が強化されます。
第22期 4月22日23日 5月13 日14日 (4日間)9:30〜18:00
J-RIHDOオフィス(大阪府豊中市蛍池東町1-2-9 辻井ビル206)
現在、白熱道場第22期受講生を募集しております。
上記、申込ボタンを押し、フォームに必要事項を入力してください。
ヘルスケアエヴァンジェリストとは
ヘルスケアに関係し合うあらゆる人や場、情報や知、
モノゴトを繋ぎ統合する力を発揮し伝え巻き込んでいく人材のことを
ヘルスケアエヴァンジェリストと呼んでいます。
現在、約140名のヘルスケアエヴァンジェリストが
病院や施設、地域など様々な場所で活躍してくれています。
ヘルスケアエヴァンジェリストの『8つの現場力』 ~複雑な課題に対応できる総合的な未来志向の思考力・実践力を養成する~ ※ヘルスケアエヴァンジェリストの『8つの現場力』はJ-RIHDOが考案した医療や介護に携わる人の必要な力です。

医療や介護の連携現場に精通した講師陣
<医学的専門知識>
最先端の治療を行なっている優秀な専門医・認定医から直接講義を受けることができます
講師名 | 担当分野 |
丸毛 聡(医師) | 呼吸器疾患・感染症関連 |
八隅 秀二郎(医師) | 消化器内科疾患 |
塚本 達雄(医師) | 腎臓内科疾患 |
瀬戸山 博(医師) | 消化器外科疾患・がん診療 |
神吉 理枝(医師) | 神経内科疾患 |
<ロジカルシンキング・アナリティクス・システムデザイン>
ロジカルシンキングやシステムデザイン思考で問題解決能力を高めます
講師名 | |
櫃石秀信 | 病院経営管理士・上級医療情報技師育成指導者 |
藤本智裕 | システムシンカー |
<マネジメント・ファシリテーション・ホスピタリティ・プレゼンテーション>
関係性を構築するための立ち居振る舞いや伝え方を学びます
講師名 | |
重田由美 | J-RIHDO理事長・看護師 |
塚本知恵子 | J-RIHDO部長・看護師・ケアマネジャー |
<知る力>
地域には私達が知っておいた方が良い情報がたくさんあります
講師名 | |
道上俊哉 | 外部ボランティア・医療介護・福祉関係情報通 |
※研修によっては各種講師陣が変更する場合がございます。
BC(Basic Capability:基本的な能力)
知る力
~自分ごととして現場から生老病死を知り学ぶ~
「生き心地の良い」地域社会創りは、「生き心地良く」思う人創りから始まる。生き心地良い要素とは何か、ヒトに関わるヒト、モノ、コト、社会について我々はどれだけ知っているのだろうか、を考えてみる。具体的な医学、医療的知識、視点を手掛かりにして、自分ごととして医療、介護現場からヒトの生老病死を知り学ぶことから、ヒトまるごとの視点を得て、医療・介護現場で関わる多くの職種、業務内容、立場、役割への理解を深める。知っていることを上手く生かし使い、「生き心地良く」思う人創りへの想いを込めることが、「知る力」創りとなり、「生き心地の良い」地域社会創り実現への基礎となる。

対応する力
私たちはお互いがお互いの役割や立場を理解し、支え補い、協働する関係により「つながる心」を持ち、より良いパートナーシップ(友好的な協力関係)を築くことの重要性を意識することが必要である。医療や介護の現場で相手との関係性を築くためには、「心地よい立ち振る舞い」と「気持ちの伝え方」と「タイミング」の理解が求められる。相手の満足度を高める言葉・行動・態度で心を込めて対応し、相手の心を感動させる挨拶・言葉遣い・身だしなみ・表情などを、対人関係を深める4つのステップで学ぶ。
〜想いを描きカタチにする解決方法を考える〜
ライセンスを有しない事務スタッフでも、医療という専門分野にどう立ち向かっていくのかを、最新の思考法SDM(システムデザインマネジメント)を用い、ケースとワークショップを通じて「解決方法を考える」こととは、どういうことかを体感していただく。あらゆるものごとのベースとなる“考える力”と“デザインする力”という武器を身につけ、ジェネラリスト(総合職)というプロフェッショナルを目指す。

〜目的と問題の本質を捉えセカイを見える化する~
ICTの発展で世界にはさまざまなデータが溢れている。ヘルスケア分野においても例外ではなく、レセプトデータの電子化を始め、急性期病院のDPCデータ、地域連携システムにおける診療情報データの共有等のデータが蓄積されつつある。データは蓄積するだけではゴミ箱のゴミと変わらないが、そのデータを分析することでゴミをゴールドにもダイヤモンドにも変えることができる。分析する力を身につけることでセカイを見える化する。そんな力を身につけるきっかけにする。併せて、地域や医療・介護を取り巻く状況、周辺産業や全国の取り組みを紹介する。

Work Shop
BCで学んだ力を医療や介護の現場で活用できるように、事例を通してワークショップ形式で思考や対応についての頭の整理を行います。
普段、できていると思っていても、実は頭の固い自分に気がつくかも知れません。様々な職種と一緒に協創することを体感しましょう。
その他、医療現場に必要な英会話のワークショップや日々のジレンマに対してどのように考えるかのワークショップがあります。


現在、白熱道場第22期受講生を募集しております。
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白熱道場の修了生

浦田千昌様
ヘルスケアエヴァンジェリスト一期生の浦田千昌と申します。 今日は、私の取り組みについて、ご紹介させていただきます。 私は、「健康ラボステーション」という認定NPO法人を立ち上げ、日々、「楽しみながらの健康づくり」の発信拠点を目指して、活動しております。
メイン事業であるセルフ健康チェック事業での測定参加者数は、5年あまりで、延べ53,000人を超えました。血流測定や骨密度測定の結果をもとに、管理栄養士や薬剤師が行う健康に関するアドバイスは、地域の方々に大変好評です。
最近では、「健康経営」や「働き方改革」の追い風もあり、コニカミノルタ様や住友商事グループ様、住友化学様、NTTネオメイト様など、大手企業様より社員向けの測定会の依頼が増えています。定期的な企業検診に留まらず、日ごろからの予防への取り組みに注力する企業が増えているのを肌で感じます。この取組みは、働き盛り=健康に対してあまり関心のない層に、健康づくりの大切さをお伝えできる良い機会になっていると思います。
また、理化学研究所との「生理学的指標を用いた健康指標開発」や医薬基盤・健康・栄養研究所との「マイクロバイオームと健康状態の関連に関する研究」を共同で行うことで、日々、多くのことを学ばせて頂いています。 最近、私たちの活動の認知度が高まっていることを実感し、やりがいを感じています。
白熱道場で学んだ「8つの力」をフル活用し、地域、企業、行政など、これからも、繋ぎ巻き込みながら、日本の健康寿命延伸に向けての取組みに貢献できるよう努力して参ります。
白熱道場の修了生

北本広美様
国家公務員共済組合連合会 枚方公済病院の入退院支援室で勤務している北本広美です。地域包括ケアシステムの構築のために患者さんがどんな状態でも安心して地域で暮らしていけるように在宅支援を強化しています。
そのためには、地域の様々な職種とのつながりが大切だと白熱道場で学び、地域の在宅支援をする方を対象に「おでんの会」という在宅支援の会を立ち上げました。
また主任看護師や退院支援看護師を対象に在宅医療と訪問看護ステーションに同行研修を開催しました。開催後は退院支援が難しかったターミナルの患者さんも在宅看取りの体制を整えることができました。患者さんの「帰りたい」の声がある限り、最短でも3日以内には環境を整えて退院できるように支援しています。
予防という市民の意識も大切なので、地域の公民館やスーパーで市民講座や健康フェアを開催しました。ヘルスケアエヴァンジェリストとして市民も医療や介護に携わる人達も繋ぎ巻き込みながら活動していきたいと思います。
受講生の声
・人の心が考えられていないなと思った
