【人と人の想いをつなぐアートフル・イノベーション:アプライド・ドラマ】
  アプライド・ドラマとは、英国発祥のドラマを用いた教育方法の一つです。
ドラマと言っても、テレビドラマや舞台演劇のように「ストーリーに沿って俳優が表現し観客に見せる芸術」ではありません。アプライド(Applied)とは、
「人に関わるどのような場面でも適応可能である」ことを示しており、ドラマ(Drama)は「すべての参加者が協働して紡ぎ出す即興演劇」を意味します。

  アプライド・ドラマは、すべての参加者が観て、聴いて、感じて、考えて、楽しんで、演じて、分かち合う、参加者志向の学習・共育法です。ヨーロッパでは福祉医療業にも導入されているアプライド・ドラマを「関西アート・ベース・メソッド研究会」では、日本初の福祉医療従事者向けに特化した「アプライド・ドラマ・プラクティショナー養成講座」を2020年に開設し、4名の修了生を送り出しました。

 今回は福祉医療従事者にも馴染みの深い「看取り」について、最新のアプライド・ドラマ・プレテキストを書き下ろしました。多様な価値観への気づきを与えてくれるアプライド・ドラマを参加者のみなさまと一緒に体感してみましょう。アプライド・ドラマが、相互理解、コミュニケーション力、協働力、問題解決能力に新たな息吹を吹き込んでくれることでしょう。

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