新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては輝かしい新年をお迎えのこととお喜び申し上げます。

医療・介護業界では新型コロナウィルスの変動する多大な影響を受け、現場の皆様におかれましては日々最前線で患者さんの治療やケアに尽力されているお姿に心から敬意を表するとともに、深く感謝を申し上げます。

さて、新しい年は私たちの事業に大きな変化が訪れる年となります。

【新年ご報告第1弾】
私たちJ-RIHDOは2016年から医療や介護の現場の方々が複雑な課題に対応できる未来思考の思考力と実践対応力を強化する「白熱道場」を実施してきました。コロナ禍においてリアル研修が実施しにくい状況の中、オンラインでの研修に踏み切り、昨年は「白熱道場プラス」という修了生のBasic capability(基礎能力)をブラッシュアップする内容をお伝えしてきました。この講義を受けてくださった受講生の満足度が高かったことに安堵したと同時に、今だからこそ現場で役立つ内容をリアル白熱道場にてお伝えしていきたいと講師陣の熱量が高まりました。よって、4月から白熱道場を再開します!

【新年ご報告第2弾】
研修を受けるというインプットとそれを実践の場で活かすアウトプットのどちらもサポート体制を作っていくことがJ-RIHDOのスタイルとしてやってきました。 特に好評なのが講師塚本知恵子のチエコロジックサロン。毎月オンラインで開催しているチエコロジックサロンは、修了生をきめ細やかにサポート。個々の悩みや課題をサロンメンバーと対話することで共感力を高めながら「一歩」を踏み出すきっかけになっています。現在第2・3期のメンバーが集っています。次回のメンバー募集や塚本知恵子の声はホームページをご覧下さい。
(塚本知恵子のページはこちら

【新年ご報告第3弾】
地域連携に長く携わっていますので、その時代の課題に合わせてJ-RIHDOも実践してきました。病院で地域連携をやってきたからこそ感じてきた市民さんへの地域連携啓発活動。その実践は行政と一緒に実施しなければ難しいと考えていました。だから2019年に豊中市から地域包括ケアシステム・豊中モデルの一つ「とよなか縁結実」を委託していただいた時は本当に有り難く感じましたし、活動を通して本当にたくさんの経験をさせていただきました。地域で医療者もまちづくりに参画すること、決して大それたことをするのではなく、さりげなく街に溶け込む。これが医療者にとって、患者さんをその人まるごと捉えるきっかけになることを痛感しました。病だけでなく生活や人生を看ることの大切さを地域の方々に教えていただきました。そして地域の方々の大きな力を私たちはまだまだ知らないことも学びました。この経験から私たち医療者は地域社会で行われていることにもっと目を向けた方が良いと断言できます。
今年度で豊中市の委託事業としては終了しますが、とよなか縁結実庄内は場所の管理を継続します。そしてもっと地域の方々のお役に立てる情報提供や健康管理ができる会員制の体制を作っていく予定です。詳しくは2月中旬にホームページでご案内予定です。

【新年ご報告第4弾】
J-RIHDOではオーハシ・ヨースケによるアートベースメソッドを医療の教育にいち早く取り入れてきました。白熱道場でもアプライドドラマを導入したり、昨年からは関西アートベースメソッド研究会を立ち上げ、オリジナルのプレテキストを作成しました。今年は修了生の坂口真由美が「看取り」についてのオリジナルプレテキストを作成しました。ACP、人生会議など世間では騒がれていますが、アプライドドラマで体感する「自分の大切な人の人生最後の前に何を話すのか、何を感じるのか」を経験して欲しいと思います。
第1回お披露目は2月12日(日)14時からになります。

【新年ご報告第5弾】
年賀状に書いた「仕立て屋のように個々の力をオーダーメイドに引き出します」という個人の力を強化することを目的とした研修(自分探し・プレゼンテーション・セルフブランディング等)に力を入れていきます。J-RIHDOには引き出しをたくさん持つ講師人が揃っておりますので、お気軽にご相談ください。

【最後に・・・】
私たちJ-RIHDOは「つながる心」を大切にしながら、生き心地の良い地域社会をつくることを目標に活動しています。
ありがたいことに、私たちが出会う人全てが頑張っておられていつも刺激をいただきます。その頑張りは人それぞれの方法で、それがいつも学びに繋がります。だから皆さんにも体感して欲しいのです。私たちのメソッドを。特に多様な頑張りをきちんと受け止められる心の成熟が今の時代にはとても必要だと感じます。そして根底でちゃんと繋がっていると思える環境。私たちは関わってくださった方が安心して医療や介護の現場で活躍できるための『いつでも戻ってくることができるサードプレイス』です。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

                           理事長 重田 由美